STEAM教育のSTEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術や表現)、Mathematics(数学)の頭文字で、これらを横断的に楽しく学ぶ新しい教育というのはステモン焼津校ホームページのトップでもご紹介しました。
STEAM教育について複数回に渡って、もう少し掘り下げたいと思います。
(本ブログでは、なんとなくわかったぞ、と思っていただけるように簡単に書いています。詳細が気になる方は世の中にたくさん記事があるのでそれらをご参考ください。)
今回のvol.3は、STEAM教育のAの部分、「Artsってなに?」についてです。
2013年頃から、「STEM」から「STEAM」に徐々に変わっていきました。
それまでの「STEM」、ざっくり言えば理数系の要素に偏っていたSTEMの概念に、
アートやデザイン、教養といった要素を統合することになりました。
アメリカのSTEM教育法も、2017年にSTEAM教育法へ名称が変わっています。
(日本の文部科学省では2019年にAをArtsと定義しています。)
それは、理数系の知識や技術があっても、複雑に絡み合った現実の社会的課題を解決していくためには、アート思考やデザイン思考、幅広い一般教養も同時に身につけることが重要と考え方が変化していったためです。
ステモンではAを、Art(芸術)とLiberal Arts(一般教養)、さらに表現力やコミュニケーション力といった意味合いも込めています。
繰り返しになりますが、
従来の教育はまだ主に知識を習得することに時間の大半をかけていますが、
現代では得られた知識を上手に組み立てたり(デザイン)、表現したり(アート)、
場合によっては国境を越えて相手に伝えたりする力も重要です。
また、私たちステモンではSTEAMのことを、
「Engineeringを軸にした課題に、ScienceとMathematicsの知識を活用しながら、TechnologyをArtする」ことと言っていたりします。
(この表現がしっくりくるかこないかは、人それぞれかもしれませんが笑)
ただ、Artsをどのように日本語化しようともそれ自体は大した問題ではありません。
重要なことは、「変化に対応する力を積極的に身につける」ことです。
子どもたちが自ら考え、調べ、選択し、行動できるよう主体的に学び続け、
変化の激しい社会でも楽しんで生きていけることを願い、ステモンは誕生しました。
そのためには子どもだけでなく、大人も古い固定概念に捉われずに、変化を楽しんでいく必要があります。
まとめ:STEAM教育のA、「Artsってなに?」 ・Artsは、芸術や表現、幅広い一般教養のこと
・実社会に活かすためにはArtsの要素も必要である
・ステモンではさらに、表現力やコミュニケーション力の意味合いも込めている
・重要なのは「変化に対応する力を積極的に身につける」こと
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